外壁塗装の保証で重要なのは
「どの部分を保証なのか」「どのような不具合であれば保証してくれるのか」「何年保証がついているか」
など保証の範囲です。( 年数・対象の部位・保証される不具合)
一般的に、外壁塗装の保証の対象となるのは、塗膜の剥がれのみと記載されていることが多いです。変色や色あせなど経年劣化は保証の対象に含まれませんので注意してください。不具合の原因が業者の不備やミスによるものであれば保証対象になります。
さらに保証箇所は外壁部分のみで、木部や鉄部まで対象内のケースは少ないです。
またひび割れは経年劣化や環境要因によって生じる症状という判断になるため保証対象外になります。
他に保証対象外となるのは
・天災や火災、地盤の変動など、自然現象や不可抗力に起因する場合
・家の所有者が不適切な使用をするなど、維持管理を行わなかったことに起因する場合
・増築やリフォームなど、工事請負業者以外の作業に起因する場合
・施主の指示に起因する場合
・建物の構造上の欠陥などに起因する場合
などは保証の対象から外れます。
4. 外壁塗装の保証で気を付けておきたいこと
4-1 保証書は細部までよく読む
保証内容は業者によって内容が様々であるため、細かい部分まで確認されることをおすすめします。確認が不十分だと、保証の範囲内と思っていた不具合箇所が保証の範囲外であることが後から判明して、「こんなはずじゃなかった!」と後悔してしまうケースもあります。
4-2 長すぎる保証期間
塗料には耐久年数があり塗料の種類によって異なります。
耐久年数に対して保証期間が長すぎるなと思ったら、その理由を業者に尋ねてみましょう。答えをごまかしたり、あいまいな説明で終わるような業者への依頼は避けた方がよいでしょう。
付帯部(鉄部・木部)の保証期間にも要注意!
住宅の外壁・屋根を塗装するときには、雨戸や破風板など付帯部の塗装もまとめて行うのが一般的です。付帯部は外壁・屋根よりも劣化しやすいため、その分保証期間も短いです。
付帯部の保証期間は、だいたい3年程度です。「付帯部も、外壁・屋根と同じ10年保証します!」とアピールしてくる業者には注意しましょう。
4-3 保証が有料になることも
保証が付いていると聞くと、無料というイメージがある人がほとんどかもしれません。しかし外壁塗装の保証は、業者や状況によっては有料となるケースもあります。
不具合の箇所が多かったり、補修範囲が広範囲だったりする場合です。
見積もりの際には、保証のどこまでが無料でどこからが有料なのか保証範囲をきちんと確認しておきましょう。