依頼する業者を絞り込んだら、実際に家を見てもらい、見積もり提案をしてもらいましょう。
相見積もりをとる前に…
一般的に相見積もりは2社以上、多くて3~4社から見積もりをとるようにしましょう。
なぜ1社ではダメなのか…。
少なすぎるデメリット
1社のみの見積もりでは比較材料がなく、相場費用がわからないため大きな損失を出しかねません。一般的に2社以上からとられることをおすすめしています。
多すぎるデメリット
見積もり先が増えれば増えるほど、手間や労力も増します。時間をかけて多くの見積もりを集めても、十分な熟考ができないまま依頼先を決定しなければなりません。
どれほど見積もりを集めても、実際に頼むことができるのは1社です。あまりにも多くの業者に見積もり依頼をしていると、断るのもまたひと苦労です。3社~4社に絞り込み、負担にならないよう効果的な相見積もりを心がけましょう。
地域密着で評判のいい業者・また大手と中小企業からそれぞれ見積もりを取るのも一つの手段です。
その場合においても全ての業者に同じ条件で見積もりを出してもらうのは絶対条件です。
2. 相見積もりを取る際にチェックすべきポイント
2-1 金額と内訳
一つ目のポイントは
「金額とその内訳」のチェックです。
相見積もりにおいて、見積り金額は最もトラブルになりやすいポイントの一つと言えます。
内訳までチェックする事でトラブルを事前に回避することもできます。
削れる部分がある…などは他社と見積もり内容を比較することで見えてくるので、2社以上から見積もりをとりしっかりとチェックしましょう。
内容の確認不足が原因でトラブルに繋がるケースも少なくありません。
トラブルを未然に防ぐ為にも、しっかりとチェックをする様にしましょう。
【 塗料の種類と塗りの回数】
塗料には様々な種類があり、それぞれ耐用年数や特性も異なりそれにより金額も変わってきます。
塗布する場所や状態によって異なる複数の塗料を使うこともあります。
よくわからない場合は何故その塗料を選んだのかを尋ねてみると良いでしょう。
塗装には下塗り、中塗り、上塗りと数回塗り重ねるので、塗り回数の明記も必ずチェックしましょう。
【塗装面積】
塗装面積が明記されていますが、この数字が大きく違う業者、また数字が明記されておらず外壁一式等と表示されているような場合には注意しましょう。
塗装面積の算出を単純に建物の床面積から出している業者や、見積もり前の現場調査で建物の形状をよく確認していないような業者は要注意です。このような業者は実際に工事が始まると、追加料金を請求されたり後々トラブルになります。
また塗装面積は同じなのに塗料の量が少ない業者も注意が必要です。
塗料を規定以上に薄めると、塗料の持つ機能を発揮できず、耐用年数を待たずにトラブルが起きる可能性が高まります。
2-2 見積書における業者ごとの対応
二つ目のポイントは
見積もり作成後の対応です
見積書作成後の対応は、各業者によって様々です。
現場調査後3日以内に見積書がお客様の手元にあるのか、それとも1週間以上かかってしまうのか。この辺の対応の早さもチェックしておきたいです。
見積書内容については、
①直接会って工事内容や工程について説明する
②書面の郵送
など、見積書依頼時の対応力を比較することも重要なポイントです。
結果的に、今後何か不具合が生じた時の業者の対応力(迅速な動き・誠実さ)にも繋がっていくと思います。