遮熱塗料を使うと、建物の表面温度が大きく下がります。普通の塗料と比べて、夏のピーク時に遮熱塗料を屋根に塗ると、屋根の表面温度を最大で約*15～20℃程度下げることができます。

*15～20℃：特定の条件がそろっている場合に遮熱塗料の効果が発揮されます

遮熱塗料を使うと室内の温度が約1～3℃下がることが期待できます（建物の形や場所、使い方、断熱性能によって異なります）。一般的には、室内の温度が1℃下がると、空調費が約10%節約できると言われています。これはエネルギー消費の削減と快適な居住環境の提供に寄与します。特に直射日光が当たる窓辺や屋根裏部屋などで効果的です。

冷房エネルギーの使用量が減るため、電気代の節約にもつながります。特に大規模な施設や工場などでは、年間のエネルギーコストを大幅に削減できる可能性があります。

エネルギー消費の削減により、発電所からのCO2排出量が減少します。これにより、地球温暖化防止に貢献することができます。都市部の建物に広く遮熱塗料を使用することで、都市の温度上昇を抑え、ヒートアイランド現象の緩和に貢献します。

遮熱塗料は、防水性能を持ち雨水の侵入を防ぐ効果もあります。
遮熱塗料は紫外線の影響も軽減するため、建物の外壁や屋根の劣化を遅らせることができます。塗装面の劣化が遅れ、建物の寿命が延びます。これにより、再塗装や修繕の頻度が減少し、メンテナンスの頻度やコストも抑えることができます。