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無機塗料って本当にいいのか?実は危険?

1. 無機塗料を知る

無機塗料…。ここ数年の開発によって誕生した次世代塗料です。

最近、非常に耐久性の高い塗料として無機塗料をすすめてくる業者が増えてきています。
もしかしたら、この記事を読まれている方の中には業者にすすめられて無機塗料について色々調べている…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

無機塗料は開発されてまだ新しいため、他の塗料に比べるとあまり聞いたことがない塗料ということもあり、詳細がわからない方も多いと思います。


無機塗料がフッ素塗料以上の抜群の耐久性を誇り優れた塗料であることに間違いはないのですが、多くの業者がメリットばかりを強調しがちです。そのため、「本当にいい塗料なの?」と疑問に思っている方も少なくないと思います。

しかし無機塗料を採用するにあたっては、いくつか注意点があります。選び方を間違えると期待通りの耐久性にならず後悔することになってしまうかもしれません。

そこで今回は無機塗料の特徴や注意点などをお話しさせていただきます。
今後の参考にしていただければと思います。

2. 無機塗料とは

無機塗料とは、「無機物(炭素を含まないもの)」を配合して作られた塗料のことです。
身近なもので言えば、ガラスや鉱石などが無機物です。紫外線で劣化せず、非常に硬くて燃えにくい性質があります。無機塗料は主にセラミックやケイ素を主成分にしています。

一方、よく使われている一般的な塗料は「有機物(炭素を含むもの)」を主成分にしているもので有機塗料と呼ばれます。有機物は、例えばウレタン、シリコンなどの樹脂のことです。
こうした有機樹脂は柔軟性に富んでいますが、紫外線によって劣化してしまいます。

無機物100%で作る塗料であれば半永久的に劣化しないものができますが、硬くて建物に塗ることはできなくなってしまいます。そのため、無機物の優れた性能を活かしながら、有機物を混ぜて使えるようにした塗料が「無機塗料」となります。(塗料メーカーによっては、「無機有機ハイブリット塗料」という表現を使うこともあります)
ちなみに…無機物100%の塗料は存在しません。

3. 無機塗料の誕生

塗料には長い歴史がありますが、無機塗料が開発されたのは2002年頃です。まだ歴史的には新しく、ここ数年の開発によって誕生した次世代型の塗料と言えるでしょう。

外壁塗料にとっての大きな課題は紫外線による劣化です。このことから無機物は紫外線があたり続けても劣化しにくいという性質を持っているため、塗料に応用すればより高耐久な塗料が出来るのではないか…ということで開発されました。
半永久的である無機物を配合して作られた無機塗料は、優れた性能を持ちフッ素塗料以上の耐久性ということを前面に打ち出されました。

ただ、無機塗料は良いものと悪いものが入り混じって今の外壁塗装業界で使われています。

きちんと配合された無機塗料は本当に良い塗料なので、その知名度などを利用して、質の良くない無機塗料や、効果がしっかりと実証されていない無機塗料を30年持つ最高ランクの塗料だとすすめてくる悪徳業者なども出てきました。

またベンチャー企業が無機塗料を作りだし、OEMなどで広げ無機塗料のシェアを拡大してきました。そうした影響もあり、大手塗料メーカー(日本ペイントや関西ペイント、エスケー化研)も高耐久塗料として無機塗料を製造しラインナップしていったといわれています。

最近では色々なメーカーが無機塗料の市場に参入してきており、安く販売するところもあり、有機と無機の配合が適切に行われているかについては疑問です。塗料は施工してからある程度の年数が経たないと結果がわからないので、無機塗料で施工をする際には慎重に検討する必要があります。

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