3-1.意匠性をもたせた石調仕上げ
意匠性を持たせることによりデザイン性の高さにも定評があり、天然石など好みによって色味や雰囲気を選ぶことができます。通常の塗装と違い、深みのある多数の色合い、奥行き、立体感を生み出し、塗り替え前と建物の印象をガラッと変えることが可能です。
こちらの耐久性は塗料のグレードによって決まるため、塗料の性質や特徴をしっかりと確認しましょう。
3-2.断熱・遮熱効果を持つもの
断熱塗料の特徴は、粒子が空洞のため真空状態になり、熱伝導率をゼロにすることができることからきています(真空に出来るものもあるくらいです)。夏は涼しく、冬は暖かくなり心地よく過ごすことができます。
遮熱塗料の特徴は、太陽光の紫外線を反射することで熱の上昇を抑制する機能です。
断熱・遮熱効果を持つセラミック塗料の使用を検討する際には、技術力が高く高品質な作業をしてくれる業者選びが必要となります。
3-3.低汚染性を発揮するもの
セラミック塗料の中には、低汚染性を発揮するものがあります。低汚染性を発揮するセラミック塗料は、微粒子状のセラミックで緻密な塗膜を形成するため、親水性が高まり雨で汚れが落ちやすい特徴があります。これは雨筋がつきにくい、カビが生えにくいといったメリットに繋がります。親水性を高めて雨で汚れを洗い流すため雨があたらない場所は汚れが落ちにくい可能性があります。
耐久年数は、配合されている原料の割合や性質などにより異なります。
4. 石調(セラミック)塗料メリット
●断熱効果が高くなる
●デザイン性が高くなる
●色褪せしにくい
大切なことは、すべてのセラミック塗料がこのようなメリットを持っているということではありません。製品によって持っているメリットが変わりますので、必ず確認するようにしましょう。
5. 石調(セラミック)塗料のデメリット
●付加価値と工数の多さにより値段が高い●吹付工法では職人の技術によって仕上がりに差が生じる
●割れやすいものがある
●不誠実な業者に悪用されやすい
一般的に外壁塗装は、塗装工程に3工程かかるといわれていますが、セラミック塗料は4工程以上かかることが多いため、施工費用が高くなってしまいます。
他に仕上がりが職人の腕によって左右されること、悪徳業者に悪用されやすいことなどは注意が必要です。