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屋根塗装・外壁塗装でラジカル塗料のメリット・デメリットとは!?

1. ラジカル塗料で塗装する

外壁塗装のリフォームを考えたとき、できるだけ安くそして長持ちする塗装を実現したいものです。
外壁塗装は・建物を守る・外観を一新する・建物の寿命を延ばす役割があります。
塗料のグレードや性能によって、価格や耐久性は異なってきます。このようなことを考慮して塗料を選ばなければいけません。
見積もりを取った際に“ラジカル塗料”と記載があったが…「ラジカル塗料ってどんな塗料なの?」
と気になって調べられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。最近では、ラジカル塗料を扱う業者も増えてきました。ラジカル塗料とは、正式には「ラジカル制御塗料」のことです。塗装が劣化する原因分子の発生を防ぐ機能があり、美しい外観を長く保つ塗料として人気が出てきています。
ではラジカル塗料とはどんな塗料なのか、メリット・デメリットを詳しく紹介していきます。

2. ラジカル塗料とは?

外壁塗装におけるラジカルとは、塗料が紫外線と反応することにより発生する劣化因子のことを指します。
このラジカルの発生を制御できる塗料を「ラジカル制御型塗料」と呼びます。
ラジカルの発生源は、白色顔料である酸化チタンです。※酸化チタン…白色顔料
ラジカルが発生すると塗膜が劣化してしまい、外壁を触った時に白い粉が手に付くチョーキング現象が起きます。
そこで開発されたのが、ラジカル制御型酸化チタンです。ラジカル制御型酸化チタンは、表面に層をつくり紫外線と反応して発生したラジカルを閉じ込めることができます。
また、ラジカル塗料には、ハルスという光安定剤も配合されています。ハルスには、ラジカルを捕まえ働きを抑制する機能があります。そのため、バリア層からラジカルが漏れ出しても劣化を防止することが可能というわけです。
このようにラジカルの発生を抑制する塗料をラジカル制御型塗料と呼ばれています。

ラジカル塗料は、2012年に日本ペイントが販売開始しました。その後、関西ペイントやエスケー化研でもラジカル塗料の販売が始まり、徐々に人気が出てきています。

3. ラジカル塗料の主成分

一般的に外壁塗装に使われているシリコン塗料やウレタン塗料は、主成分がそのまま名前となっています。たとえばシリコン塗料なら、シリコンが主成分という感じです。一方でラジカル塗料は、塗料の名前が主成分を表してはいません。ラジカルの発生を制御できる塗料全てをまとめてラジカル塗料と呼ばれています。つまり、ラジカル塗料の中にも様々なグレードが存在しているということです。例えばフッ素塗料がベースとなるラジカル塗料は、シリコン塗料ベースのものに比べてより高性能になるということです。ラジカル塗料はベースとなる塗料より少し高い価格になります。

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