外壁塗装・屋根塗装でフッ素塗料のメリットとデメリットとは!?
1. フッ素塗料とは…
一度塗装したら次のメンテナンスまで長持ちする耐久性のある塗料はないだろうか。
非常に丈夫で優れた耐久力と美しい光沢感が魅力のフッ素塗料。シリコン塗料や他の塗料と比較すると圧倒的に機能に差があるフッ素塗料は外壁や屋根の塗料としては、耐久性が高い高級塗料という位置づけにあります。
フッ素加工で焦げ付かないフライパンというのは一度は耳にしたことがあるかもしれません。汚れを寄せ付けずにきれいな状態を保ち塗膜の寿命を高めます。摩擦や熱、汚れの強さは身近なアイテムで証明されていますよね。このように素晴らしい塗料なのになぜフッ素塗料は一般の家庭にあまり普及されていないのか、その理由は価格の高さにあります。そのため家庭用としてはまだ一般的ではありませんが「いい塗料を使いたい」「塗り替える頻度を減らしたい」といった方々には選ばれています。住宅の外壁で一番人気のシリコン塗料の寿命は7~15年です。一方で、フッ素塗料は15~20年も長持ちしますので5~8年の差はかなり大きいですよね。このように耐久性が高いことから何度も塗装が難しいビルなど大きな建物にはフッ素塗料はよく使われています(六本木ヒルズ・東京スカイツリー・横浜レインボーブリッジ・後楽園ホール・国立劇場など)。
フッ素はとても優秀な塗料ですが、当然デメリットもあります。一生に何回も行わない塗装工事。どのような家に向いているのか、どこを塗装するのに適しているのか注意点もしっかり理解した上で最適な塗料を選ぶようにしましょう。
2. フッ素塗料のメリット
◆耐候性(紫外線に強い)
◆耐久性(密着し剥がれにくい)
◆防カビ・防藻性(汚れが付きにくい)
◆親水性・低汚染性(汚れが落ちやすい)
◆耐摩耗性(光沢が長持ちする)
注目はやはり「耐久性・耐候性」の高さです。変形・変色・劣化しにくい安定性を持っています。耐久年数が高いため塗り替えの回数が少なくて済みます。一回の費用は高くなりますが、結果的にトータルコストを抑えられるというメリットがあります。またフッ素系塗料は光沢感があります。艶があるので建物全体が新築のようにきれいに蘇ります。