光触媒塗料の欠点(デメリット)をプロが解説!
1. 光触媒塗料で外壁塗装する時に理解しておきたいメリットとデメリット
塗装工事を検討する際、何度もメンテナンスをしなくても良い長持ちする塗料を選びたいですよね。そこで汚れにくく耐久性がある塗料を…と調べているうちに、光触媒塗料を知ったという方も多いと思います。光触媒塗料には他の塗料にはないメリットがあります。一方で様々な注意点もありますので、塗装後に後悔しないよう事前に良い点・悪い点を知っておくことも大切です。
2. 光触媒塗料
普段の生活で触媒という言葉を耳にする機会は少ないかと思います。触媒とは簡単に言うと、光が当たると触媒(化学反応速度を速める)作用を起こす物質のことです。光触媒とは、光を利用して化学反応を促進させるもののことを言います。光合成は聞いたことがあるかと思いますが、こちらは光触媒反応ではありますが人工的な化学物質を指すことが多いそうです。
今回は光触媒塗料についてですが、光触媒塗料に含まれる酸化チタンが太陽光に反応して、外壁に付着した汚れを分解し壁面に汚れが蓄積しにくくなる…ということです。(※ちなみに酸化チタンは化粧品などにも使われている安全な素材です)
難しい話になってしまいましたが、光触媒に含まれているものが太陽の光に化学反応して外壁を綺麗にしていると思ってくださればいいかと思います。汚れにくくセルフクリーニング効果があるということで最近話題の塗料でもあります。
3. 光触媒塗料が持つメリット
① 防汚性能が高い セルフクリーニング機能
光触媒塗料に含まれている酸化チタンが太陽光に反応して、外壁に付着した汚れを分解し雨で汚れを洗い流します。
② 優れた耐久性
光触媒塗料は約15年~20年相当の耐久性をもつ塗料とされフッ素塗料と並ぶくらいの優れた耐久力(耐候性)を持っています。
③ 空気清浄効果がある
光触媒塗料で発生する活性酵素が、空気中の汚れを除去する空気清浄機能があります。家の周りの空気をきれいにしてくれるため環境にもよい塗料です。