5-1 塗料の乾きが早い
1年でもっとも気温の高い夏。
空の蒼さに向かって日に日に背を伸ばしていくヒマワリが元気をくれる季節…夏。
塗料の乾きの早さではこの季節が一番です。塗料は、高温になるほど早く乾くという特徴があります。
外壁塗装は、塗料を1回塗ったら完了ではありません。下塗り・中塗り・上塗りと重ね塗りをするため、それぞれの段階で十分に乾かす時間を確保しなければなりません。十分に乾いていない上にさらに塗料を重ねても、塗料本来の性能が発揮されません。仕上がり後に不具合が発生しないよう、しっかり乾燥させることは非常に重要です。
夏は一年で最も日照時間が長く、塗料の乾燥が早いので予定通りに施工を進めることができるという点でメリットです。
5-2 夏に外壁塗装する際のデメリット
外壁の塗装をする際、養生をはっていきます。
養生とは、塗装面以外に塗料がつかないよう、シートや養生素材などで覆うことです。
家一軒の外壁塗装を行うときは、あらゆるもの(窓・エアコン)に養生をします。そのため、夏だけに限りませんが、外壁塗装中は窓や網戸を開けることができません。たとえ窓を開けることができても、塗料の匂いが家の中に充満してしまうおそれがあります。真夏の蒸し暑い中での塗装は換気ができないことに息苦しさを感じられるかもしれません。
エアコンの室外機にも養生する場合はエアコンをつけることができないため、30℃超えの日中に小さなお子さまやお年寄り・室内飼いのペットがいるご家庭では、真夏の塗装を避けたほうがよいかもしれません。
ただ、中にはエアコンが使えるよう配慮してくれる塗装業者もありますので、しっかりと確認しておきましょう。
5-3 夏に外壁塗装をする際に気をつけたいこと
近年、真夏の暑さは想像をはるかに超えてきます。
真夏の暑さの中、エアコンなしでの生活は、心身ともにストレスになりますし、室内でも熱中症になるおそれがあるのでとても危険です。
真夏の施工を検討する際は、エアコンの使用は可能か、またその時間帯を確認するようにしましょう。