4-1 梅雨時期でも不可能ではない
さわやかな5月が終わると、じめじめした湿気の多い梅雨のシーズンがやってきます。
結論から言いますと、梅雨時期でも外壁塗装工事は可能です。
梅雨の時期でも晴れ間を利用すれば塗装を進めること自体は可能です。足場組み、養生シートを貼る作業は、雨が降っていてもできるので、天候の様子を見ながら計画的に行えば作業は可能です。
しかし、湿度が高いと塗料がなかなか乾かないので、雨が多い梅雨時期は工期の遅れが生じ、通常より工事期間が長くなることは考慮しましょう。
天候を考慮して計画的に工事をしてくれる業者に依頼することで、梅雨でも外壁塗装は可能です。
4-2 梅雨外壁塗装する際のデメリット
梅雨の時期は「湿度85%以上」と塗装条件が不可となる降雨が比較的多い時期です。
外壁塗装の天敵は水分です。
「降雨」はもちろん、「湿度が85%以上」の場合でも、塗料に水分が混ざってしまう可能性や、十分な乾燥が出来ないということから、塗装工事ができない条件となります。
塗料が乾かないうちに雨が降ると、塗料が雨で薄まり、水玉模様のようなまだらになってしまったり、後々塗装が剥がれる、ひび割れ、クレーター、白化など後に数々のトラブルの原因になってしまいます。
1年の中で多雨・多湿という梅雨の気候は、工期が長引くという点では外壁塗装はあまり良い条件とは言えないのです。
4-3 梅雨に外壁塗装する場合の注意点
小雨や湿度の高い日でも塗装作業をしようとする業者には注意が必要です。
外壁塗装作業が不可の条件にも関わらずに作業を進めようとする業者もいます。
塗膜形成に不備が生じてしまい、本来塗料が持つ性能を十分に発揮できなくなってしまいます。
このように気候条件の合わない日でも無理やり工事を行い自社の売上・利益を優先して塗装の仕上がりを無視してしまう業者も少なからず存在するということを認識しておいてください。雨や湿度が85%以上の日は塗装作業が出来ないことや、工期スケジュールの遅延の可能性が出ることなどをきちんと事前に伝えてくれるか、これが梅雨時期の業者選びのポイントです。
また部屋の換気です。塗装中は、窓に養生シートを貼るため、窓を開けることができません。
梅雨の時期に長い間換気を行うことができないのはストレスに感じるかもしれません。しかし、工程によっては窓が開けられる場合もありますので、業者に直接聞いてみると良いでしょう。
雨が長引くことを考えて、工期に余裕を持って進めれば、他の季節と同じように工事をすることができます。