切妻(きりつま)屋根
切妻屋根は、 よく見かける一般的な屋根です。
2枚の板を左右対称に合わせた三角屋根のことで、本を伏せたような山形の形状をしています。
切妻屋根は、比較的丈夫で雨漏りが少なくメンテナンス費用も他に比べると安いです。
定期的なメンテナンスが必要になります。
寄棟(よせむね)屋根
寄棟屋根は勾配のある4つの屋根面で構成されています。
屋根面を寄せて棟が切妻屋根より短くなっているのが特徴です。最近ではこのタイプがよく使われています。
斜面が4つあり屋根や雨どいにかかる負担を軽減することができます。
最上部に、地上に対して水平になる「大棟(おおむね)」といい、傾斜がある棟のことを「下り棟(くだりむね)」と呼びます。
切妻屋根より若干メンテナンス費用は高めになります。
片流れ(かたながれ)屋根
片流れ屋根は、切妻屋根を半分に切ったようなシャープな形の屋根です。
1枚の屋根板で構成された、斜面が1つだけの屋根です。屋根裏のスペースを減らすことで同じ規模の家でも内部の空間を広くとることができます。また屋根が広々としているため太陽光パネルなどを設置しやすいのが特徴となります。
複雑な屋根部分がほとんどないため工事価格が安く済みます。
入母屋(いりもや)屋根
入母屋屋根は、寄棟屋根の上に妻屋根がさらにかぶさったような屋根です。
入母屋屋根のメンテナンスは、切妻屋根・寄棟屋根とほとんど変わりません。しかし構造が複雑なため、工事金額も高額になります。
方形(ほうぎょう)屋根
方形屋根は、ひとつの頂点から四方へ同じ角度で傾斜し、真上から見ると正方形をしたピラミッドのような形の屋根です。
隅棟が屋根中央に集まった屋根で、屋根のかかる平面は、ほぼ正方形である必要があります。
最近ではこの形状の屋根は増えてきています。