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外壁塗装費用

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1-5 ベランダ、バルコニー

ベランダ・・・建物から張り出した部分のことをいうのですが、ベランダにはその張り出し部分に屋根があるという特徴があります。ちなみに和風の家ではこの部分を縁側とよびます。

バルコニーは張り出し部分に屋根がないというのが特徴です。バルコニーは屋根がない分ベランダに比べて日差しがあたりやすいです。

テラスは屋根のない広いスペースのことを言います。カフェなどで「テラス席」と耳にしたことがあるかもしれませんが、テラスには広いという特徴があります。広いのがテラス、狭いのがバルコニーと覚えておくと良いかもしれません。
張り出し部分に屋根があるかどうかが区別のポイントになります。


ベランダ・バルコニーのように建物の外にあるものは、外的要因により常にダメージを受けています。その外的要因の中でも一番厄介なのが水です。主に雨ということになりますが、この雨は汚れを多く含んでいると酸性を含んだ雨となり、コンクリートのような固いものでさえ徐々に溶かしていってしまいます。そのため塗装でカバーしているベランダなどは時間が経つにつれ雨の影響を受け劣化してしまうのです。そこからひび割れや塗膜の剥がれなどが見られるようになります。

通常、ベランダには防水工事が施されています。防水効果のある塗料や防水シートを敷いたりすることで雨や紫外線から家を守っています。またベランダは、雨水など溜まりやすいので防水塗装をしなければ雨水などが床材にしみ込んでしまいます。ベランダの床や手すりなどは、非常に劣化しやすいので注意が必要です。

【補修方法】
FRP防水:樹脂とガラス繊維などを混ぜ合わせたプラスチック塗料を使う防水方法です。

ウレタン工法:液体状のウレタン樹脂をベランダの床全体に塗って仕上げる防水工事のことで、補修時に最も選ばれる防水工事の工法です。

塩ビシート防水:ビル等の屋上に多く使用され、塩化ビニール樹脂で作られた防水シートを接着剤などで下地に貼り付ける工法です。

普段はあまり気にならない場所ですが、常に外に面している部分なので、雨風にさらされる機会が非常に多く、気が付かないうちに様々な部分が劣化し雨漏りにつながるケースも考えられます。

たとえ小さな劣化症状でも放置してしまうと建物自体に大きな負担をかけてしまい、いずれは補修工事が必要になってきます。劣化を見つけたら面倒がらずに早めの補修をおこなうことをおすすめします。

1-6 笠木(かさぎ)

笠木は建物の屋上やベランダ・バルコニーの壁やパラペットなどの上部に取付ける材料のことを言います。他にも階段の手すり部分、塀や門柱の上部に取り付けられている場合もあります。

バルコニーなどの壁面は常に外気にさらされているため、壁やブロックは腐食しやすく笠木を取り付けることでその下の壁や躯体を劣化から守っています。他にも雨の侵入を防ぎます。
笠木の補修は
シーリング材で継ぎ目を塞ぎ雨水の浸入を防いでいます。
笠木が錆で穴があいていたり、変形してしまっている場合は笠木の交換を行う必要があります。

笠木の錆やコーキング部分の亀裂、バルコニーの雨漏りなどわかった場合にはすぐに対処する必要があります。

雨水の浸入、階下の居室への雨漏り、建物自体の腐食を防ぐため、定期的なメンテナンスが必要となってきます。

1-7 窓枠

窓ガラスがはめ込まれている枠のことを言います。

窓枠には、「木製サッシ」「アルミサッシ」「樹脂サッシ」などの外壁に使われる素材とは違う素材でできたサッシが使われますが、外壁や屋根と同じように、窓の枠も外に吹きざらしとなっている部分なので、これらのサッシ部分も汚れやひび割れなどの劣化が発生します。
最近では耐久性の高いサッシ専用塗料が開発されており、交換ではなく塗装による窓枠リフォームが増えています。実際の施工事例を見るなどして、窓枠サッシがどのような色で塗られているのか、どのような材質にどのような技術で塗られているのかを確認し、技術力のある業者さんに頼まれることをおすすめします。

窓枠以外に窓まわりの補修も必要になります。
窓まわりにはコーキングが施されていますが、構造上の問題でコーキングをすべて除去することが難しい場合があります。その場合は、劣化している分だけを取り除き、その上からコーキングをする増し打ちという方法をとる場合がございます。
また窓まわり(サッシ)は雨漏れの危険性もあるので、密着不良などなければ増し打ちの方が雨漏れの心配がなくなります。窓まわり(サッシ)には防水テープが張ってありコーキングを撤去することで防水テープを痛めてしまうこともあります。このような理由から窓まわり(サッシ)の場合、現況判断で施工する場合があり、絶対的に撤去しなくてはならないというわけではありません。

逆に撤去打ち替えの場合もあります。 外壁材は、常に自然環境に晒されているため、太陽光や雨の影響を受け伸縮したり、地震・風により外壁材がずれることがあります。建物が動く時に目地間で動きを逃がすので、破断している率が高いのです。このためサイディングの目地は、劣化が早く撤去打ち替えをしています。 施工部位や劣化の状態によって最適な施工をするのが良いと思います。


1-8 手すり

手すりは屋外の階段やベランダ、玄関アプローチなどに設置されています。

外壁塗装と一緒にベランダの手すりは塗装する必要があるのか疑問に感じる方も多いと思います。
外壁や屋根は塗装で綺麗になったのに、手すりだけ色褪せたまま残すのは見栄えも悪いので、出来ればベランダ手すりの塗装も行ったほうが良いですが、しっかりとした工程と専用のプライマー処理を施すことが大切になります。

1-9 水切り

水切りとは、基礎と壁の境目などに雨水などが浸入しないように少し外側に張り出した金属の板のことをさします。
外壁の素材がサイディングである場合は大抵この水切りが入っています。

塗装工事の際は水切りの塗装も付帯工事としてされることが多くなっています。
水切りは主に鉄板が用いられています。
水切りの塗装は金属製のため、塗装前にはまず錆止め剤を塗布し、その後は下塗り・中塗り・上塗りと塗り重ねて仕上げていきます。

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