4-4 ベランダ塗装
ベランダは特に建物の外に張り出したスペースであるため、雨水が直接外壁に当たったり、ベランダ内に降り込んだ雨が傾斜の少ない床へ降り込んだりします。
その分、劣化を放置して水の浸入の原因をそのままにしておくと、あっという間に建物を構成している木材やコンクリートを腐食させてしまうことにつながります。
築年数が新しい、古いは関係ありません。
ベランダ内から水が浸入しない状態をいかに長く保てるかがポイントとなります。
外壁の塗装工事、床の防水工事同様にベランダやテラスにも防水が必要です。
ベランダやテラスでの防水は躯体の保護に加え、雨水をスムーズに捌けるようにする役割を持ちます。 ベランダやテラスでは人が防水層の上を歩いたり、物を置いたりすることが多いため、使用する防水材は丈夫で耐久性のある材料が使用されます。
いずれにおいても、一番重要なのは「水の浸入を防ぐこと」です。
5. まとめ
雨漏りといえば、屋根や天井からというイメージが強いのではないでしょうか。実は外壁からの雨漏りも多いんです!
耐久性抜群のように思える外壁も、年数が経つと当然劣化してきます。外壁防水が必要な建物に「チョーキング」「クラック」「シーリング割れ」などの症状がでてきたら業者に一度建物をみてもらって状況によって対策を検討されてください。
外壁にはもともと防水対策が施されていますが、残念ながらその効果は永遠に続くわけではありません。そのため、家を建ててから10年程度経過したら建物の劣化診断を行い塗装メンテナンスで家を守りましょう。