4. 職人へお手洗いは貸す?貸さなくていい?
外壁塗装工事を依頼すると、家の周りに職人が出入りすることが多くなります。その際、よくある悩みの一つが「職人へお手洗いを貸すべきか?」という問題です。
結論から言いますと、職人へお手洗いを貸す必要はありません。最近では施主様宅のトイレを借りない職人がほとんどです。
では職人たちがトイレに行きたいときはどうしているのでしょうか。
・公園や公共のトイレを利用する
・コンビニで利用する
このような公共の場所を利用しています。
どうしても近くにトイレがない場合は、仮設トイレの設置もあります。
近年では、施主様宅のトイレを借りない塗装業者が増えています。これは以下の理由によります。
・作業着に塗料や汚れが付着しているため、家の中を汚してしまう
・施主様のプライバシーを守るため
自宅のトイレを職人に貸すことは、施主様のプライバシーやセキュリティ面での不安を引き起こすことがあります。また、施主様が外出する際にも気を遣う必要が出てきます。
工事が始まる前に、業者にトイレの使用について確認しておくと安心です。もしどうしても必要な場合は、特定の時間帯に限って使ってもらうことも検討できます。ただし、これは例外的な対応ですので、自宅のトイレを使ってもらいたくない場合は、事前に業者にそのことを伝えておくと良いでしょう。
5. 外壁塗装工事中エアコンは使えないの?
近年、夏の気温が年々上昇し、記録的な猛暑日が増えています。そのため、熱中症のリスクが高まっており、しっかりと対策をとることが重要です。こうした状況の中で、夏に外壁塗装工事を行う場合、エアコンが使えなくなるのではないかと心配される方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言いますと、外壁塗装中であってもエアコンは使用できます。ただし、室外機の取り外しが必要な場合や業者の対応によっては、エアコンの使用ができないこともあります。塗装作業中に室外機が影響を受けることがあり、以前はビニールとテープで室外機を覆っていたため、通気ができずエアコンが使えませんでした。最近では、吹き出し口や吸い込み口をふさがないように室外機を保護する方法が取り入れられており、エアコンを使うことができます。また、メッシュ状の専用カバーを使用すれば、エアコンも問題なく使えるようになっています。
エアコンを使いたい場合は、事前の打ち合わせで塗装業者にその旨を伝え、吹き出し口や吸い込み口がふさがれないように養生してもらうようにしましょう。業者によって対応が異なることがあるため、現場の責任者に確認することをお勧めします。工事が始まってから「思っていたのと違った」とならないよう、打ち合わせの段階で疑問や不安を解消しておくことが大切です。
6. 工事中、洗濯物は外に干してもいいのか?
外壁塗装工事が始まると、「外に洗濯物を干せなくなるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
結論から言いますと、塗装施工中は外に洗濯物を干すことはできません。工事中は塗料やホコリが飛散する可能性があるため、洗濯物は室内干しにすることをおすすめします。高圧洗浄の際は洗濯物を干すことはできませんが、塗装の日程によっては干せる日もありますので、業者に確認してみてください。
塗装施工中に洗濯物を外に干せない理由として、「塗料の飛散による汚れ」「塗料のにおいの付着」「作業の妨げになる」があります。
外壁塗装中に洗濯物を外に干すと、塗料が飛んで汚れてしまうことがよくあります。特にスプレー塗装では、細かい粒子が思ったより広がるため注意が必要です。
また、塗料のにおいが洗濯物に染み込んでしまうことも気になる点です。一度においがついてしまうと、乾いた後でも消えずに残り、不快に感じることがあります。
さらに、洗濯物を外に干すことで作業の妨げになることもあります。作業員が洗濯物に気を使いながら作業する必要があり、その結果、作業効率が落ちることがあります。
このような理由から、塗装施工中は洗濯物を外に干さないようにしましょう。
塗装工事の内容によっては、洗濯物を干せる場合もありますので、まずは業者に確認しましょう。特に夏場は、夜間に洗濯物を干すという方法も考えられます。塗装中の洗濯物の取り扱いについては、業者によって対応が異なります。また、施主様だけでなく、近隣の方も洗濯物が干せない場合があるため、工事前に業者が説明に伺うことが一般的です。施主様ご自身も、事前に近隣の方に説明しておくと安心です。
7. 植木や花壇はそのままでいいの?
外壁塗装を検討するとき、「工事が始まったら足場の設置や塗料の飛散で植木や花壇に影響がないか不安」と感じる方も多いでしょう。外壁塗装工事では、「植木鉢が壊れた」「花壇の花に塗料がかかった」「植木の枝が折れてしまった」などのトラブルが実際に起きています。
移動できるものは通常業者が移動させますが、外壁の近くや塗料が飛び散る可能性のある場所にある植木などは、事前に移動しておくと工事がスムーズに進み、業者にとっても助かります。また、職人に勝手に移動されるのを避けたい場合や、移動によって損害が出る可能性がある場合もあるため、できるだけご自身で移動しておくのが最善です。
実際には、工事が始まる前に業者が高圧洗浄の水や塗料が飛び散らないように、移動できる植木や盆栽は移動し、移動できないものは飛散防止シートで覆います。
また、外壁塗装工事は基本的に10日以上かかることが多いです。その間、植木をずっとシートで覆っていると枯れてしまう可能性があります。工事期間中は水やりをしっかり行い、植物が乾燥しないように注意することも大切です。
移動できない植木などについては、事前の打ち合わせで業者にしっかり伝えておきましょう。職人はプロなので、適切な養生を行ってくれますが、事前に伝えることでトラブルを避け、スムーズに気持ちよく工事を終えることができます。
8. まとめ
外壁塗装工事中の不安を解消するために、この記事では具体的な対策を紹介しました。
まず、お茶出しは必ずしも必要ではないです。もしお茶出しをされる場合はペットボトルのお茶やコーヒーを用意すると持ち帰りの際便利です。
工事中の外出は問題なく、事前に業者と連絡方法を確認しておけば安心です。
エアコンの使用も基本的に問題ありませんが、室外機の位置によっては業者に確認が必要です。
職人へのお手洗いの貸し出しは、プライバシーやセキュリティの面で不安がある場合、事前に業者に伝えておくと良いでしょう。どうしても必要な場合は、特定の時間帯に限るなどの対応を検討できます。
庭の植木や花壇は、塗料が飛び散る可能性があるため、事前に移動していただくと工事がスムーズに進みます。移動できないものはしっかりと養生してもらいましょう。
外壁塗装工事は時間がかかるため、少しでも不安を和らげ、安心して工事を進められるよう、この記事が皆様のお役に立てればと思います。