2-7 地元の外壁塗装業者に頼む
地元の業者は運営コストが低く、大手企業よりも価格競争力が高い傾向があります。また、地元の業者は地域の気候や建物の特性に精通しており、必要な材料や作業内容を正確に把握し、無駄な費用を省くことができます。さらに、地域社会とのつながりが強く、地元の協力業者や卸業者とのネットワークを活用することができます。これにより、材料調達コストを抑えることに繋がります。
※ハウスメーカーや工務店は下請け業者に依頼し、中間マージンが発生しています。専門塗装店は、直接顧客と契約を結ぶことで、業者間の仲介や中間マージンを省略でき費用を削減することが可能となる場合が多くあります。
【参考】外壁塗装の業者選び!極秘情報公開!
2-8 現金一括支払い
分割払いやクレジットカード払いなどの場合、支払いにともなう手数料や金利が発生します。しかし、現金一括支払いの場合はこれらの手数料や金利がかからないため、その分を節約することができます。
※一括支払いを提示することで、顧客と業者との交渉の余地ができるかもしれません
【参考】塗り替え外壁塗装の費用相場・支払い方法種類とは!?
3. 外壁塗装費用でこれだけは妥協してはいけない部分は?
外壁塗装費用を削減することはできますが、妥協してはいけない部分もあります。
以下は、外壁塗装費用で妥協してはいけない重要な部分です。
3-1 塗料の品質
塗料の品質は外壁塗装の耐久性や見た目に大きく影響します。安価な塗料を選んで費用を削減することは魅力的かもしれませんが、品質の低い塗料は劣化が早まり、再塗装の頻度が増える可能性があります。優れた品質の塗料を選ぶことが、長期的なコスト削減と建物の健康状態を保つために重要です。
3-2 施工品質
塗装作業の品質は塗料の効果を最大限に引き出し、耐久性を確保する上で不可欠です。施工手法や下地処理、塗布の均一性などが施工品質に影響を与えます。安価な業者や手抜きをして施工品質を落とすと、塗装の効果が低下し、塗膜の剥がれや劣化が早まる可能性があります。
・適切な下地処理:適切な下地処理は外壁塗装において欠かせない工程です。古い塗膜や汚れ、劣化した部分を取り除き、新しい塗料がしっかりと密着する土台を作ります。これにより、塗装の耐久性が向上し、剥がれや剥離を防ぎます。また、凹凸や不均一な部分を均すことで、塗装後の仕上がりが美しく均一になります。さらに、下地処理の段階で微細な隙間や亀裂を埋めることで外壁の防水効果が向上し、建物を雨水や湿気から保護します。十分な下地処理は美しい外観と保護を提供する塗装を実現するために重要な工程です。適切な下地処理が行われているかどうかを確認しましょう。
【参考】屋根・外壁塗装で見えない下地処理が1番大事!?
・塗り回数:塗り回数を減らすことは、外壁塗装の費用を削減する方法の1つです。基本的に塗替えは各塗料メーカー仕様は3回塗りがほとんどですが厚みがつく塗料で2回塗り仕様の塗料も存在します。ただ厚みがつく2回塗り仕様の塗料は塗膜耐久性が悪い傾向にあります。
3回塗り仕様の塗料で塗り回数を減らすことは、耐久性や美観に影響を及ぼす可能性が高くなります。メーカー仕様より塗り回数を減らすと、塗膜の厚みが不十分になり、塗料の密着性や耐候性が低下します。また、塗膜の均一性が損なわれ、塗装の仕上がりが不均一になる可能性もあります。そのため、塗り回数を減らす場合は、建物の状態や塗料の特性を考慮し、適切な厚みと耐久性を確保することが重要です。塗り回数を削減することで得られるコスト削減と、耐久性や美観の維持とのバランスを中長期的に考える必要があります。