2-2 塗装面積を減らす
塗装する面積を減らせば、必要な塗料の量も減ります。面積に応じて必要な塗料量が増えるため、塗装面積を減らすことで材料費を節約できます。例えば、屋根と外壁を同時に塗装する計画なら、屋根の塗装を後回しにすることも選択肢です。
さらに、塗装する面積が減れば、作業時間も短縮されます。塗装作業には面積に応じて時間がかかりますが、作業時間が短縮されることで人件費や機材費を節約できます。
ただし、いずれ塗装をしなければならない箇所を省くのは中長期的にみるとメンテナンスコストは高くなる傾向があります。
2-3 助成金を活用する
一部の自治体では、建物の耐震性や防災性を向上させるための工事やメンテナンスに助成金を提供しています。その中には、外壁塗装も対象に含まれる場合があります。自治体の助成金を活用することで、外壁塗装の費用の一部を補助してもらえることがあります。ただし、自治体ごとに内容が異なるため、詳細な情報はご自身のお住まいの自治体に確認する必要があります。
【参考】外壁塗装で助成金が受けられる工事は?
2-4 火災保険を活用する
火災保険は、建物の耐久性や防火性を維持するためのメンテナンス費用が一部補償されることがあります。外壁塗装がその対象に含まれる場合、火災保険を活用することで塗装費用の一部を補填することができます。
【参考】火災保険を使って外壁塗装リフォームはできる…?
※「火災保険で外壁塗装ができる」といった誇張表現をする業者には注意が必要です。実際には、全ての塗装費用を火災保険でカバーすることはありません。
2-5 キャンペーンを利用する
キャンペーン期間中には、塗装業者が特別価格や割引を提供することがあります。例えば、季節やイベントに合わせてキャンペーンを実施し、一定の期間中に契約を結んだ顧客に割引を提供することがあります。他にもキャンペーン期間中に契約を結んだお客様に特典として、無料の付帯工事や追加のサービスを提供する場合があります。通常では別途費用がかかる工事やサービスを無償で受けることができ、総費用を削減することができます。施工時期が決まっていないのであれば、このような特別価格や割引キャンペーンなどを利用することで、通常よりも安く塗装を行うことができます。
2-6 相見積もりをとる
複数の業者から見積もりを取ることで、塗装工事の適正価格を把握することができます。一つの業者からの見積もりだけでは、その価格が適正かどうかを判断することが難しいですが、複数の見積もりを比較することで、相場価格を把握しやすくなります。また、それぞれの業者のサービス内容や品質を比較し、費用面でも最適な業者を選択することができます。この過程で、サービス内容に差がある場合には価格と合わせて総合的な判断ができます。
また、複数の業者から見積もりを取ることで、それぞれの業者が競争し価格を下げる傾向があります。業者同士が価格競争を行うことで、顧客はより適正な価格でサービスを受けることができます。