ベランダ防水工法の徹底比較!種類ごとの特徴とメリットデメリット
- 目次
1.
主なベランダ防水の手法3つを比較
2.
ベランダ防水の代表的な工法 特徴とメリット・デメリット
ウレタン防水の特徴:耐用年数10~13年
FRP防水の特徴:耐用年数10~15年
シート防水の特徴(塩ビシート)特徴:耐用年数15~20年
3.
[ウレタン防水]メリット・デメリット
ウレタン防水のメリット
ウレタン防水のデメリット
適用範囲
4.
【FRP防水】のメリット・デメリット
FRP防水のメリット
FRP防水のデメリット
適用範囲
5.
[シート防水(塩ビシート)]メリット・デメリット
塩ビシート防水のメリット
塩ビシート防水のデメリット
適用範囲
6.
このような劣化を見つけたらメンテナンスのサインと対策
7.
まとめ
1. 主なベランダ防水の手法3つを比較
「最近ベランダの色が褪せてきた」「ヒビがひどくなってきた」などベランダの劣化が気になるけど…どうしたらいい?という方も多いかと思います。
ベランダやバルコニーは日光や雨風の影響を受けやすいため、定期的な補修や防水工事が必要です。ではベランダの補修にはどのような補修方法があるのでしょうか?ベランダ工事にはいくつか種類がありますので、工事を検討する際、適切な工法を選ぶことは建物の耐久性や快適な居住環境を確保する上で重要です。
この記事では、3つの主要なベランダ防水の工法について、それぞれを比較していきます。
2. ベランダ防水の代表的な工法 特徴とメリット・デメリット
ウレタン防水の特徴:耐用年数10~13年
ウレタン防水工事においては、「密着工法」と「通気緩衝工法」と異なる施工方法があります。どちらの工法が適しているかは、建物の用途や条件、基材の状態などによって異なります。
■密着工法(Adhered System):
ウレタン防水材が基材に直接密着する仕組みです。主に接着剤や密着材を使用して、基材とウレタン防水材とを強固に結びつけます。
基材との密着度が高く、防水層が均一で一体感があります。また、風や水の侵入を防ぎ、屋根や壁の表面に直接防水層を形成します。
■通気緩衝工法(Ventilated System):
通気緩衝工法では、ウレタン防水層の下に通気層を設けることで、基材との直接的な密着を避け、通気性を確保します。通気層は通気孔や緩衝材で構成されます。
基材の状態にかかわらず施工が可能で、通気層により湿気の発散や基材の変動に対応できます。通気性があるため、建物内の湿気や熱の移動を抑制し、快適な環境を維持します。
※防水工事で使われる「ウレタン防水」と、通常の塗装で使われる「ウレタン塗料」は異なるものです。