3-3 紫色
原色に近い紫色も赤と同様に色褪せしやすい色です。太陽光に長時間晒されると、紫色の色素が次第に酸化し、色褪せが進行します。
このような色を外壁色に選ぶ場合には、耐久性が高く、紫外線に強い特性を持つ塗料を使用すると良いでしょう。また定期的にメンテナンスを行ったりすることをおすすめします。
4. 色褪せしにくい外壁色
外壁塗装の色褪せを防ぐためのポイントは、色褪せしにくい色を選ぶことです。では色褪せしにくい色を見ていきましょう。
4-1 白
白色は太陽光をあまり吸収せず、紫外線の影響を受けにくい特徴があります。そのため、色褪せが原因で外壁が劣化することが少ないです。また、白色自体が色褪せしても目立ちにくい色なので、他の色と比べて色褪せが気になりにくいです。
4-2 黒
黒色の塗料は、通常カーボンブラックと呼ばれる特殊な原料を使用しています。この原料は光に分解されにくい性質を持っており、それによって色褪せがしにくいとされています。ただし、同じ黒色でも艶がある場合、色褪せが目立ちやすくなります。したがって、黒を選ぶ場合には、艶のない黒色をおすすめします。
4-3 青
青色は原色の一つですが、太陽光を反射しやすく、紫外線の影響を受けにくい色です。さらに、塗料に使用される色素の結合力が高いため、色褪せしにくい特性を持っています。
この特性から、青色は道路標識などでも使用されています。
外壁色に青を選ばれる場合は、少し淡い青や最近多いブルーグレーなどがおすすめです。