3-3 既存の色やデザインを長く楽しめる塗料
クリヤー塗料は透明なので、既存の外壁の色や柄がキープできます。そのため現在の外壁が気に入っていて、色や柄をそのまま維持したい人にはおすすめの塗料と言えます。高光沢のクリヤー塗料は非常につやのある仕上がりで輝きを与えます。マットなクリヤー塗料は、シックな仕上がりを実現します。耐候性が高く、色褪せや劣化を抑制し、長期間にわたって保護効果を維持できるためお気に入りの色やデザインを長く楽しめます。
4. 外壁を長持ちさせるために出来ること
4-1 定期的な点検で劣化状況を把握する
日常生活をする上で、何か不具合が出てくるまであまり建物を気にかけることは少ないです。しかし毎日紫外線や雨風に晒されているため建物の劣化は少しずつですが進んでいきます。
軽い補修で済む場合もありますが、劣化の進行状況によっては大規模な修繕工事が必要となることもあります。
外壁を長持ちさせるため建物の状態を知ることは大事ですので、定期点検をしてくれる業者に依頼して、高所などの確認しにくい箇所までチェックしてもいましょう。
メンテナンス時期がきたら定期的に塗装をすることで建物を長持ちすることが出来ます。
4-2 屋根や付帯部の劣化にも注意する
建物にはたくさんのパーツがあります。
外壁以外に軒天や雨樋など付帯と呼ばれている箇所も経年劣化します。また屋根の劣化はご自身で確認するのが難しい箇所となります。外壁塗装する際には付帯や屋根もみてもらい同時にメンテナンスをするようにしましょう。
付帯も一緒にメンテナンスすることで、建物が新築のように蘇り美観を長く維持できます。
シーリングの劣化にも注意!
シーリングは、外壁よりも早く劣化するため、5〜10年を目安に点検、補修をしましょう。シーリングが劣化すると、劣化箇所から雨水などが侵入し建物内部にダメージを与える可能性があります。
【参考】コーキング打ち替えが必要な劣化状態と費用相場を徹底検証!
4-3 汚れに気づいたら早めにケアする
外壁を美しく保つためには、日常的なケアも大切です。ご自身で気づいた汚れ(カビ・コケ)は早い段階であれば落とすことが可能です。ひどくなる前に落とすようにしましょう。こまめな掃除をすることで外壁劣化の進行を抑えることができます。
しかし高所の汚れ落としは大変危険な作業です。無理せず専門の業者に依頼しましょう。