5-2. コーキングの劣化
コーキング部分はサイディングの種類に関わらず、施工後5年を目安に劣化が出てきだします。「剥離」・「破断」・「欠落」このような症状は、コーキング自体が防水機能を失っているので、雨水がコーキング部分に入り込みます。コーキングの劣化はサイディングの劣化に繋がりますので塗装メンテナンスの時期と判断しましょう。
【参考】コーキング打ち替えが必要な劣化状態と費用相場を徹底検証!
5-3. カビ・コケの発生
カビやコケが出ていたら、サイディングの塗装効果が無くなっている証拠です。防水効果がなくなると、サイディング自体が水を吸い、カビやコケが繁殖しやすくなってしまいます。カビやコケに気付いたら業者にみてもらいましょう。
5-4. ひび割れ・剝がれ
ひび割れは、サッシ下や目地などに多く起こります。モルタル外壁よりも起こりにくいですが、住宅に振動がかかった際の圧力などが原因で発生します。ひび割れは雨水の侵入からの雨漏りや、外壁材内側のカビの原因になりかねないので対処が必要です。
5-5. 反り・浮き
サイディングの反りや変形は、対応を急ぐ必要がある劣化症状です。雨水の吸収と乾燥を繰り返すことで変形して部分的に反ってしまう場合があります。反ったサイディングボードはもとに戻そうとすると割れる恐れがありますので新しく張り替えが必要です。サイディングボードの反りを発見したら業者に調査を依頼するようにしましょう。
5-6. 爆裂・欠落
サイディングの劣化が進むと、サイディング自体が欠けてしまったり、欠落してしまったりします。一部でも欠けてしまうと、元に戻すことは難しいです。部分的な張り替えが必要になってきます。