サイディング外壁材【種類別】の正しいお得なメンテナス方法とは?
- 目次
1.
サイディングとは
2.
サイディングボードの構造
直張り工法
通気工法
目地コーキング
3.
サイディングの種類
3-1. 窯業系サイディング
3-2. 金属系サイディング
3-3. 木質系サイディング
3-4. 樹脂系サイディング
4.
外壁材の見分け方
5.
サイディング劣化の症状
5-1. 色褪せ・チョーキング
5-2. コーキングの劣化
5-3. カビ・コケの発生
5-4. ひび割れ・剝がれ
5-5. 反り・浮き
5-6. 爆裂・欠落
6.
メンテナンス方法
6-1. コーキング補修 (目地のひびや割れ)
6-2. 塗り替え 塗膜の劣化(色あせ・チョーキング・カビ)
6-3. 張り替え (サイディングボード自体の劣化)
7.
まとめ
1. サイディングとは
サイディングボードとは、家の外壁を形成するボード型の外壁材です。工場で大量に作られたボードを外壁に貼り合わせていくことで、住宅の外壁になります。
最近人気があるサイディングボードですが、少し前まではモルタル外壁が一般的でした。施工期間が短く、安価であるため、近年サイディングボードは人気の外壁材となっています。
サイディングボードは外壁面積の大きさに合わせて切断し、それを一枚ずつ張り合わせて使用します。ボード間のつなぎ目はコーキングで埋め、緩衝材や水の侵入を防ぎます。デザインや色のバリエーションが豊富で近年では多くの住宅で使用されている建材です。
2. サイディングボードの構造
サイディングボードを外壁に張り合わせる施工方法には「直貼り工法」「通気工法」の2種類があります。
直張り工法
直張り工法は、外壁の上に直接サイディングボードを張り付ける工法です。
既存の外壁材の上に新たにボードを張り付けるため通気性がよくありません。そのため外壁の内側に湿気が溜まりカビや結露を発生してしまいます。このような理由により、直張り工法は現在あまり行われていません。また直張り工法の家をリフォームする際は、塗装の塗り替えではなくサイディングボードの張り替えが推奨されています。
※直張りで起こる不具合
・膨れ
・剝がれ
これらは内側にこもった水分や湿気が閉じ込められ表面から無理やり出ていこうとするために起こります。
塗装でのメンテナンスをする場合に注意すること!
「今はできるだけ出費を抑えたい」という方は、透湿性塗料を使っての塗装をおすすめします。
透湿性塗料とは、水分・湿気が通り抜けやすい塗料のことで、湿気が剥がれを起こすリスクを軽減します。