4. 外壁塗装中に雨が降った時の対処法
◆塗装工事を中止する
施工途中に雨が降り出した場合外壁は濡れてしまいます。工事はすぐに中止する必要があるでしょう。
外壁塗装は雨の日も想定した上でのスケジュールになっているので、工期が延びることは大きな問題ではありません。気になる費用ですが、追加費用が発生することもありませんので、安心して業者に声をかけるようにしましょう。
雨天時に塗装を続けると後に不具合が出てきたりトラブルが起こる可能性があります。
外壁塗装の不具合は施工後すぐにでるわけではなく、数ヶ月、数年後に出てくる場合があります。業者の都合で雨天時の塗装をした場合は保証などについて確認をするようにしましょう。
5. 雨の日の外壁塗装の工程でできること
〇高圧洗浄
雨の日の高圧洗浄は可能です。
〇足場組立・解体工事
足場の組み立ては、外壁塗装を業者が行うための必要な工程です。
雨の日の作業は基本的には可能ですが、大雨や強風の場合は作業をしないなどの制限はつきます。
〇飛散防止シートの設置
足場を設置した後、塗装工事中に塗料が近隣へ飛散しないようにメッシュ素材の飛散防止シートを張っていく足場工事の工程の中にふくまれる作業です。こちらも、基本的には外壁を触ることはないので、雨の日でも行うことは可能となります。
※また、最近では「雨天でも塗装できる塗料」が開発されています。
関西ペイントが販売している『アレスダイナミック』シリーズには、雨天でも塗装可能なものがあります。下塗り材である『アレスダイナミックフィラー』は、主材に強化剤を混合することで雨天や高圧洗浄の直後でも塗装が可能な下塗り材です。
6. 実績のある優良な塗装業者を選びましょう
今回は雨天時の塗装についてでしたが、雨の多い時期でもそうでない時期でも確かな外壁塗装をするには、実績のある優良な塗装業者を選ぶことが大切です。外壁塗装のトラブル理由は塗装業者によるものが多いです。
・小雨なら問題ないと施工を続ける
・日程が遅れると追加料金が発生すると言って急かしてくる
・雨の予想ができるのに施工を始める
このように無理なうスケジュールを優先させるような塗装業者は優良とはいえません。契約をする前に雨天時の施工について質問をしてみるのもいいかもしれません。
7. まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は雨の日の塗装についてお話ししました。
雨が降ると塗装をして良いのか?と気になることもあるかもしれません。結論から申し上げますと雨の日に塗装をすることはできません。仕上がりや耐久性が悪くなってしまうことや、雨の日の作業は危険が伴うことなどいくつか理由としてあげられます。
また雨でなくても塗装できない条件もあります。「気温5℃未満」「湿度85%以上」「結露が考えられる」などメーカー推奨の条件です。
塗装以外で雨の日でもできる作業がありますので、状況によっては雨でも工事がすすめられます。また工期が延びて追加料金になることはありませんので、無理な日程を組まずに安全と高品質を優先で進めてもらいましょう。
予定変更などがあっても安心して工事をすすめるためには、日ごろから業者と連絡をとりあう、打ち合わせをしっかり行う、また毎日の作業報告をしてもらいましょう。
工事期間中に雨が降っても、しっかり対応すれば品質を保った良い工事にできます。