4. モルタル下地塗装!仕上げの種類
4-1 スタッコ
スタッコは石灰と水で出来た建築建材です。スタッコ仕上げはスタッコにさらに骨材を混ぜて5~10mm程度の厚さで吹き付けたもので立体感があり、重厚感・高級感のある外壁となります。
厚みがあるのでひび割れしにくいのですが、塗装面に凹凸が多くあるため汚れやすいことと、塗料の吸い込みが非常に多く、塗料を大量に消費してしまい価格も高く作業に手間がかかるのが欠点です。
4-2 リシン
表面が細かく砂の様にザラザラしている砂壁状の外壁です。これは、塗料を吹き付ける時に一緒に砂粒を混ぜているためです。仕上げ方法の中でも価格が安く、作業性が良いことからモルタル外壁の仕上げ材として多く使用されています。
独特の落ち着いた風合いが特徴ですが、壁面にひび割れが生じやすく、表面に汚れが付きやすいことが欠点です。
4-3 吹き付けタイル
立体感のある独特の風合いが出ます。また大きさは吹付ガンの口径の大きさによって粒の大きさや質感を変えることができます。
塗料の性質により耐久性を高めた仕上げが可能です。ただ施工の際、材料の飛散や音が出ることがあります。
塗り替え時は、塗料の吸い込みが少ないので、とても塗りやすく作業時間が短く済みます。
4-4 ローラー仕上げ
安全性と作業性が高く、現在最も採用されている工法です。ローラーにもバリエーションがあり、多様な模様付けが出来ます。。また、不燃性・防水性等の性能を付与する事もできます。