目止め
目止めとは、塗料の吸い込みが多い面に目止め剤を塗布し、塗料の吸い込みを防ぐ作業です。
劣化が進行していると塗料をどんどん吸い込むため、塗装をしても塗膜に厚みを持たせることができません。目止めはそのような状況の時に、塗料の吸い込みを抑えて塗装面を整える役割があります。
4. 依頼する業者は重要!
今回お話しした下地処理と同じくらい重要になるのが依頼する業者です。施工をする業者が適切な作業を行わなければ意味がありません。
塗装工事の工程はしっかりとした診断から始まります。劣化の状態や部位によって下地処理の方法は異なってきます。その為、診断をおこなう業者にしっかりとした知識があるかは重要になってきます。
相見積をとって「適正価格」「高品質」「保証アフターフォローの充実」この3つを比べてみましょう。適正な価格は同じ内容、条件で複数の業者に見積もりを出してもらい、それらを比較・検討することが必須になってきます。
見積書の書き方も作業内容に応じて項目がわかれるのが一般的です。すべての項目をひとくくりにして「工事一式」と見積書を作成する業者もいれば、下地処理の具体的な内容がわかるように詳細に見積もりを出してくれる業者もいます。
熟練の職人でもミスが全くないということは難しいため、2重でチェックしてくれる管理体制がしっかりしている会社に選びましょう。
塗装は工事が終わったらそれで終了、というわけではありません。工事後に不具合などのトラブルが生じることがあります。このような場合保証が重要になってきます。
外壁塗装を依頼するときは、必ず保証書を書面で出してくれるところにしましょう。口約束だけでは後のトラブルに繋がります。保証内容やアフターフォローは事前に確認し、長く安心して暮らしていけるように充実している業者を選ぶようにしましょう。
地元で実績があり、塗装工事を診断からアフターフォローまでできる塗装専門店がおすすめです。
【参考】外壁塗装業者選びで重要な7つのポイント
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
塗装工事の工程で目には見えないところですが、工事初期におこなわれる下地処理が大変重要であることをお話しました。
下地処理には、塗装面を綺麗な状態に整えて、塗料の密着性を高める重要な役割があります。
また下地処理をしっかりと行うことで塗料の持つ本来の効果を発揮できます。下地処理をきちんと行わずに工事を進めていくと、工事完了後すぐに塗膜の剥離や膨れ、ヒビ割れなど不具合が発生してしまいます。
業者に見積もりを依頼する際は、塗料の種類や金額だけではなく、下地処理ではどのような作業を行うのか工事内容も確認しておくのがいいでしょう。
塗装の耐久性を高め、長く美しい外観を保つためには適切な下地処理が不可欠です。そのためには、手抜き工事をしない誠実で優良な業者を見つけることが必要です。