塗膜の剥離
塗装前の下地処理でに古い塗料をはがしたり、汚れやサビを除去するケレン作業があります。この作業が不十分だと、古い塗膜や汚れと一緒に新塗膜も剥がれてしまいます。しっかり下地処理できていない外壁に塗装してしまうと、塗膜剥離の原因になります。
塗膜の膨れ
塗装工事を行う前には必ず高圧洗浄を施し、表面に付着している汚れやゴミを落とします。洗浄をせずに塗装をおこなうとなれば、下地と塗膜の間に汚れが入り込みしっかりと付着することができません。
またカビや藻が生じている場合は、根本から除去しなければ、塗装後にカビが何層にも重なって塗膜を浮かせてしまいます。
サビの再発
十分なケレンを行わず錆を落としきれないまま新しい塗料を塗ると、サビが再発や塗膜の剥がれを引き起こします。
塗膜の剥がれやサビの再発の多くはケレン不足が原因で起こるトラブルです。
3. 下地処理の作業内容
高圧洗浄
高圧洗浄とは、高圧洗浄機を使って汚れやコケ、旧塗膜などを洗い流す作業です。業者が使用する高圧洗浄機は、ご家庭にある高圧洗浄機よりもさらに高い水圧で水を噴射できます。
外壁や屋根を洗い流し、その後しっかりと乾燥させます。十分に乾燥していない状態で塗装をすると、塗料が密着しにくくなり、剥がれや膨れなどが発生します。
■注意点
・外壁や屋根を破損しないように水圧を調整する
・周囲に水が飛び散らないように養生作業を徹底する
・インターホンなどへの使用は避ける
※塗装しない箇所にも高圧洗浄を頼めることがある!
塗装業者によっては見積もり箇所以外の駐車場など汚れが目立つ場所の高圧洗浄を依頼できる場合もあります。業者によってサービスで洗浄してくれることもありますが、追加料金が発生することもあるので、必ず塗装業者に問い合わせてみましょう。