福島市 伊達市 補修工事 20230309
本日は、福島県伊達市にあります橋梁の補修工事の様子について御紹介致します。
この現場では、コンクリート面のひび割れ補修(低圧注入工法)やコンクリート欠損部の断面修復工を施工致しました。
↑上記写真が ひび割れ注入工の状況写真となります。クラックの幅が1.0㎜以下のクラックに対して施工することの多いものになります。
座金取付・・・注入器をセットする土台となる部分になります。座金の設置間隔は200㎜~300㎜となっており、クラックが座金の中心を通るようにセットします。
目止めシール材・・・座金をセットしましたら、そのクラックの目止めをシール材にて行います。このシール材は目止めの役割ですので施工終了したら撤去するようになります。
注入器具設置・・・注入器に注入材を吸わせて、座金にセットしていきます。注入器の両サイドに専用の輪ゴムを取り付けて、そのゴムの収縮力にて低圧で注入を行います。
注入開始してから完全に固まるまでに3日程度かかります。その後撤去の流れとなります。
↑上記写真が断面修復工の様子になります。コンクリート内部の鉄筋に錆が発生しコンクリートを押し出す形で欠損している部分の補修になります。(コンクリート爆裂)
斫り・・・爆裂部周辺を削り取る作業になります。痛みの無いコンクリート部まで幅を広げて墨出し・カッター入れ・電動ピックにて斫り という流れです。この際に錆が発生している鉄筋の裏側までしっかり斫りとり、新規で打設するモルタルがしっかりと食いつくように施工します。
モルタル塗り付け・・・一度でつけれる厚みが20㎜までとなりますので、今回施工部分の厚みが50㎜でしたので3回に分けての施工となります。見上げ面(天井部分)の作業でしたので、より慎重に作業致しました。20㎜以上つけるとモルタルの重みでつけたモルタルがすべて落ちてきます(笑)見上げ面は特に注意が必要です。
以上橋梁の補修工事の状況説明と紹介でした(^^♪
今後もこのような紹介をしていきますので乞うご期待。。。
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