塗替え工事後の色のイメージ違い
カラーコーディネートが難しいと感じる三つめの理由にもあげられましたが、外壁塗装でよく起きるトラブルにあるのが 「できあがってみたら思っていたイメージと違った...」というのもよくあります。これは、多くの原因は「面積効果」です。
面積効果とは、同じ色でも面積の違いによってその見え方(明るさや鮮やかさ)に変化が出るものです。
つまり、色見本(サンプルやカタログ)で選んだ色が実際に塗り替えた後では異なる色に見えることです。実際に塗り替えた後では明るく鮮やかに見えます。
このような「面積効果」によるトラブルを防ぐ方法があります。
まずは、明度と彩度をイメージよりもワンランク下げるということです。
面積効果は、実際にイメージしているよりも明るく鮮やかに見える場合が多いです。
予め 明るさ(明度) と
鮮やかさ(彩度) を好みのイメージよりもワンランク下げておくのがお勧めです。
こうすることによって、実際に塗替え後の見え方がイメージしていたものと近いものになります。
もう一つは、「試し塗り」をするという事です。
試し塗りとは、本格的に塗装工事を始める前に1㎡程度のスペースに試し塗りに塗って色の見え方を確認することです。
カタログの数センチメートル四方の色見本では面積効果でまったく見え方が違うことがありますから、施工前にチェックしておきましょう。
この時、光の当たり具合でも色の見え方は変わってくきます。朝と夕方でも見え方が違います。
また、色の性質でもそれぞれ見え方に特徴があります。
例えば...
明るい色...軽い、膨張して見える。
暗い色...重い、縮小して見える。
暖色...膨張して見える。
寒色...縮小して見える。
このように面積効果によるトラブルと色の見え方の特徴を知って試し塗りをすると出来上がりのイメージとの違いを防ぐことができます。