外壁に防水は必要?防水工事の種類と役割を解説!
1. 防水工事はなぜ必要なのか
四季折々の彩りに包まれ自然豊かな日本。 しかし、この自然環境が時に猛暑、台風・積雪などの脅威をふるうことがあります。最近は異常気象により、屋根や外壁の環境はとても厳しいものがあります。
ふと気が付くと外壁に細いひび割れが…そこから雨漏りにならないか…?などの不安を感じることはありませんか?ひびが浅くても深くても、雨水が通る道ができてしまえば、家の中に雨水が侵入してしまいます。 外壁は防水工事ではなく、「塗装」によって防水性を持たせることが出来ます。塗膜(塗装の膜)が外壁をコーティングすることによって、雨水が滑り落ち、内側に浸入しづらくします。塗膜には建物を保護し、劣化速度を速める水(雨)・紫外線によるダメージから家を守る働きがあります。
家は年月とともに少しずつ劣化していきます。防水性に特化した塗料や汚れにくい塗料を使用して 、定期的な塗り替えや補修を行ない、防水機能を維持することが重要です。
外壁塗装の目的は「美観をよくすること」「建物を保護すること」です。
2. 塗装で建物を保護する
建物にとって一番厄介なのが水です。
内部への雨水浸入を抑えるため、建物にはさまざまな工夫が施されています。
その一つに”防水”があります。
雨風をしのぐ屋根や壁だけではなく、水を使用する様々な場所にも防水は必要となってきます。
「防水」という言葉を聞いて、なにを思い浮かべますか。
身近なところでは、革製の靴やバッグなどを雨から守る防水スプレーや撥水加工などが思い浮かびます。
同じように建物にも雨水対策として防水をしておかないと、やがては雨漏りを引きこしてしまうこととなります。
屋上やバルコニー、また外壁などに防水施工をして、雨水から建物を守ることが大切なのです。
2-1.塗装で水の侵入を防ぐ
建物を守ることに「塗装」があります。
外壁材は、塗料によって雨水が浸入しないよう守られています。
外壁材表面に塗料を塗ることによって、一番外側で建物を守っている塗料の膜(塗膜)が形成され、その塗膜が外壁材から雨水が浸入するのを防いでいます。
塗膜とは、外壁や屋根に塗った塗料が乾燥して固まって膜状になったものを指します。
塗膜は日々の紫外線や雨風から一番ダメージを受けており、経年劣化により防水機能が徐々に低下していきます。
この状態からすぐに雨漏りへと繋がるわけではありませんが、早期メンテナンス「塗り替え」、雨水の浸入口となる劣化箇所の「補修」をすることによって、雨水の浸入を外壁の一番外側の表面でおさえることができ、建物の寿命を延ばすことに繋がります。